香水レビュー:ROCHAS Tocade
久々すぎるレビューです。
2年以上も間空いたのに・・・
稼働させるんかい!?って感じですよね・・・w
まあ香水を趣味として続けるのってお金、かかるからぁ~
若干遠ざかってた時期があったとしても仕方ないというか???
仕事も忙しかったしぃ~香水という複雑極まりないものを
言語化する気力も沸かなかった的な?????
はい、完全に言い訳です
ひと昔前のギャル口調にしたからといってごまかしきれるものではありません
・・・さ、早速本題に入りますね!!!
2年間という時を経て、少し大人な香水にチャレンジしてみることにしました。
「ROCHAS Tocade」(ロシャス トカードゥ)
ローズ/バニラ/アイリス/ジャスミン/ゼラニウム/トンカ/アーモンドロースト
↑公式サイトより。いやこんなボトルある・・・?私は嫌いじゃない
こちらを購入するきっかけとなったのは、
香水マニア間ではおなじみ、ルカ・トゥリン先生の香水ガイドで☆5つを獲得していたからでした。
他にも☆5つの香水はあるのですが、このTocadeの紹介文が随分魅力的だったので一部を引用します。
『ーみずみずしいトップノートから、バタークッキーの香りのドライダウンまでのすべてが完璧で、優雅で、楽しげな調和を見せている。いきいきとした瞳を持つこの香水は、絶えず笑いながら、軽やかにダンスのステップを踏んでいる。』
(ルカ・トゥリン、タニア・サンチェス著「世界香水ガイドⅡ★1885」p.410より)
もはや香水というより、ほとんど人間の描写です。
でもなんかこの文章にノスタルジックな魅力を感じてしまい。
例えるなら、遠い記憶の中の若く美しい母親が、ドレスアップしてダンスホールに立っているかのような・・・
いやそんな母親はいないんですけども・・・
ちょうどバニラ系の香水を欲していたこともあり、こちらをチョイスしたのです。
最初にスプレーした時の感想はというと・・・
「オゥ…クラシカル…」
単純に「いいにおい!」「バニラのおいしそうなにおい!」とはならない複雑な香りで、正直「苦手な部類なのかもしれない・・・」という予感が走りました。
オリエンタル系の香水が初めてだったもんで、あまり香りの構成を理解していなかったために気圧されたというのもあるかもしれないです。
最初はバタークッキーやバニラの香りなんて全然しなくて、ゼラニウムとかアイリスっぽい古き良き香水感があって。
オフィスにはつけていけないし、プライベートでも香水が趣味の人がおらず、いきなり相手からこんな香りしてきたら、ちょっとびっくりするだろうな・・・という印象。
ただ、強烈とか不快というのではないんですよね。
私思いました。
「この香水を、なんとか、好きになりたい」
だってあのルカ・トゥリン先生ご推薦なのだから、私にはまだわからない魅力が隠されているのだろうし、なんてったってこのボトル100mlだから・・・好きでもなかったら絶対使いきれんから・・・
そんなわけで家にいる日は毎日Tocadeを体に吹きかけてました。
かける場所も、服越しに香るようにわき腹につけたり手首につけたり色々変えました。
そしてある日のこと、首筋あたりにつけて1日過ごしていると、ふとしたした時にとても甘く香る瞬間が訪れたのです。まぎれもなく、バニラやバターの焼き菓子のにおいでした。
今までそんな表情見せたことなかったので、あまりに意外でつい声に出してました。
「え、可愛い・・・」と(実話です)。
さすがはTocade(気まぐれ)の名前を持つだけあるな~と思いました。
ということで、この一筋縄ではいかない感じが魅力的に思えるようになりましたが、
一方でこれを使いこなせるのはまだ先かも・・・という気持ちにもなりましたとさ。
他にも香水たくさん買ったからもっと更新したい・・・!